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【解説】妊娠したときの妊娠超初期・初期の症状一覧

  • 作成日:2019.12.27
  • 更新日:2020.06.15

妊活中は生理予定日が近づくと「妊娠しているかな……」と気持ちが落ち着かないことがありますよね。妊娠超初期・初期症状と呼ばれる体の変化が自分にあるかどうかも気になると思います。この記事では、妊娠超初期・初期に現れる症状を解説します。

この記事の監修のドクター

産婦人科専門医 月花瑶子

産婦人科専門医 月花瑶子

北里大学医学部卒業。日本赤十字社医療センター、愛育病院での勤務を経て、現在は都内の不妊専門クリニックに勤務。産婦人科専門医の資格を持つ。臨床医として働きながら、生殖に関わるヘルスケアの知識を社会に広める啓蒙活動も行う。監修書籍「やさしく 正しい 妊活大事典」(プレジデント社)

妊娠の「超初期・初期」っていつから?

妊娠の「超初期・初期」っていつから?

そもそも「妊娠超初期・初期」とはいつのことでしょうか。

妊娠超初期とは「妊娠0週〜4週」妊娠初期は「妊娠5週〜15週」を指します。

妊娠期間の数え方は、妊娠した月の生理が始まった日を「妊娠0週0日」と数えます。生理周期が28日の場合は生理が始まって14日目頃(妊娠2週)に排卵が起こり、受精した場合は約6日後に着床します。ですから着床したタイミングではすでに「妊娠3週」となるのです。

このように妊娠期間を数えるため、生理予定日を過ぎて妊娠が判明したタイミングは「妊娠4週」から「妊娠5週」になっていると考えられます。

妊娠超初期・初期の症状一覧

以下は妊娠の超初期、また初期のタイミングに見られる症状一覧です。

では、もし妊娠した場合は、カラダにどんな変化が起こるのでしょうか?以下は妊娠の超初期、また初期のタイミングに見られる症状一覧です。

・少量の出血(着床出血)

妊娠初期にはいつもの生理に比べると少量の出血が起こることがあります。これを「着床出血」や「月経様出血」と呼びます。

着床出血については「着床出血が出るのはいつ?時期や量など月経と見分けるポイントを解説」で紹介しています。

・吐き気

妊娠すると吐き気を催すようになることがあります。妊娠5週目〜6週目頃から始まり、妊娠8週目〜10週目頃にピークとなることが多いです。いわゆる、「つわり」です。

妊娠初期には食欲や味覚、嗅覚の変化もある

・食欲や味覚、嗅覚の変化

食欲が増したり、減ったり、また食の好みに変化が見られることがあります。また匂いのきつい食べ物を受け付けられなくなることもあります。

・眠気や体のだるさを感じる

妊娠すると女性ホルモンが増え、その影響で眠気や体のだるさを感じることがあります。

・イライラ、不安、落ち込みなど

生理前にイライラや不安、落ち込みを感じる方は少なくないと思いますが、妊娠初期にも症状として挙げられます。

妊娠初期症状としてイライラや不安、落ち込みなどが挙げられます。

・おりものの量が増える

着床後はエストロゲンという女性ホルモンの分泌が増えるます。その影響でおりものが増える傾向にあります。

妊娠とおりものの関係については「妊娠超初期はおりものが増える?生理前のおりものの変化について」で解説しています。

・微熱

排卵後、女性の基礎体温は「高温期」という少しだけ体温が高い状態が続き、妊娠しなければ基礎体温は下がります。妊娠した場合、初期の頃は「高温期」の状態がしばらく続くため、微熱を感じる方がいます。

・乳房の張りや乳首の痛み

生理前に胸の張りや乳首の痛みを感じる方がいますが、妊娠初期もこの症状があらわれることがあります。

・便秘、お腹の張りや腹痛

妊娠するとホルモンの影響で腸の動きが悪くなり、「便が硬い」「排便回数が減ってきた」「ガスが出やすい」などの症状が出ることがあります。また、子宮が収縮することによってお腹が張っているように感じたり、腹痛が起こることもあります。

妊娠するとホルモンの影響で腸の動きが悪くなり、「便が硬い」「排便回数が減ってきた」「ガスが出やすい」などの症状が出ることがあります

・頭痛やめまい

妊娠すると、血管を拡げたり収縮させたりする自律神経の働きが不安定になります。そこで脳に血液が流れにくくなり、立ちくらみや頭痛が起こることもあります。いわゆる、「貧血」のような症状はこの自律神経の失調から起こります。

・腰痛

妊娠すると子宮が大きくなりはじめたり、子宮を支える靭帯が引き伸ばされたりして、腰に負担がかかることで腰痛が起こることがあります。

・頻尿

妊娠すると体内の水分量と共に循環する血液量が増えたり、少しずつ大きくなる子宮に膀胱が圧迫されることで、尿の量や回数が増加する傾向にあります。

・むくみ

妊娠すると、プロゲステロン(黄体ホルモン)が増加します。その影響で体に水分を溜め込みやすくなり、むくみやすくなります。

以上、妊娠の超初期や初期に見られる症状を列挙しました。ただし、どのような症状が出るかは人それぞれです。複数の症状がある人もいれば、ほとんど何も症状として出ない方もいます。

そのため、妊娠したかどうかの確認は妊娠検査薬を使うか、産婦人科で妊娠判定の検査を受けましょう。

妊娠したかどうかのチェック方法

妊娠したかどうかのチェック方法

妊娠検査薬による妊娠判定

妊娠検査薬を使用するタイミングとしては、多くの検査薬が「生理予定日の1週間後以降」を推奨しています。これは、生理予定日の1週間後を過ぎないと妊娠しているかどうかを判断するためのホルモンを検査薬が検知できないためです。

ただし、薬局で薬剤師から購入する早期妊娠検査薬を使用すれば、生理予定日に妊娠検査をすることも可能です。

妊娠検査薬については「【比較解説】おすすめの妊娠検査薬8選!早期妊娠検査薬や海外製の解説付き」で紹介していますので、ぜひご覧ください。

産婦人科での妊娠判定

産婦人科での妊娠判定

産婦人科での妊娠判定は、尿検査や採血によって行います。陽性反応が出て、かつ、検査を受けるタイミングが妊娠5週目頃(生理予定日の1週間後頃)を過ぎている場合は、併せて子宮内に「胎嚢」という赤ちゃんの袋が見えるかどうかをエコーで確認します。

妊娠検査薬で陽性反応が出てすぐに受診をしても、診察ではまだ胎嚢を確認できないことがあります。ですから、市販の検査薬を使用して陽性反応が出てから1〜2週間後に受診するのが、エコーによる胎嚢確認もできるため適切なタイミングです。

しかし、妊娠の可能性があり、併せて強い下腹部痛や性器から出血があるなどの症状があれば、どのタイミングでも躊躇せず産婦人科を受診するとよいでしょう。

また、妊娠判定前でも、妊娠の心当たりがあるのであれば、飲酒やタバコは控え、服薬には注意してください。

以上、この記事では妊娠していたときの超初期・初期症状を説明しました。繰り返しになりますが、妊娠の初期症状は人それぞれです。心当たりのある方は、妊娠検査薬で検査し、産婦人科で検査を受けるようにしましょう。

この記事の著者

吉川 雄司

著書「やさしく 正しい 妊活大事典」(プレジデント社)。生殖機能に関する正しい知識の普及、妊活・不妊治療に取り組む方のサポートを目的とした事業を運営する株式会社ヘルスアンドライツの代表取締役。日テレやTBSなどの番組出演、新聞やメディアへの掲載多数。

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