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なかなか生理が終わらない……。生理が長いときの原因と病院に行く目安

  • 作成日:2020.02.16
  • 更新日:2020.06.30

「そろそろ生理が終わるかな?」と思っていたのに少量の血がダラダラと出る日が続くと不安になりますよね。このように、なかなか生理が終わらないのは「不正出血」かもしれません。もしくは、通常よりも生理期間が長い「過長月経」の可能性も考えられます。この記事では、不正出血や過長月経の原因と病院に行く目安について解説します。

この記事の監修のドクター

産婦人科専門医 月花瑶子

産婦人科専門医 月花瑶子

北里大学医学部卒業。日本赤十字社医療センター、愛育病院での勤務を経て、現在は都内の不妊専門クリニックに勤務。産婦人科専門医の資格を持つ。臨床医として働きながら、生殖に関わるヘルスケアの知識を社会に広める啓蒙活動も行う。監修書籍「やさしく 正しい 妊活大事典」(プレジデント社)

生理が終わらないのは不正出血?

生理が終わらないのは不正出血?

生理が終わらないときは「不正出血」かもしれません

女性ホルモンのバランスが変化することが原因で、生理期間以外のタイミングで出血したり、また生理がなかなか終わらないような感じでダラダラと出血し続けることがあります。このような出血を「不正出血」と呼びます。

このような不正出血を「機能性出血」と呼び、または、思春期など若い人に多く見られることから「若年性出血」とも呼びます。

出血が少量であれば不正出血の可能性が高い

不正出血は通常、少々の出血が続きます。「ほとんど終わりかけのような生理が続いている」という程度の出血量であれば、不正出血かもしれません。

不正出血の病院に行く目安

不正出血の「病院に行く目安」

病院にいく目安

このような不正出血は病気が原因ではないことが多いですから、しばらくは様子をみても大丈夫です。

しかし、以下のような場合は婦人科で診てもらいましょう。婦人科系の疾患が原因で不正出血が起こっている可能性もあります。

・3周期以上同じようにダラダラ続く生理がある
いつもの生理期間に加えて10日以上、出血が続く
出血が多量でナプキンをこまめに変えないといけない
出血が原因で貧血になる

不正出血については「不正出血の原因は?不正出血の仕組みと考えられる病気について解説」で詳しく解説しています。気になる方は、あわせてご覧ください。

生理が長い「過長月経」とは

生理が長く続く「過長月経」とは

8日以上続く生理 = 「過長月経」

生理が終わらないときに、不正出血以外で考えられるのは「過長月経(かちょうげっけい)」と呼ばれる症状です。

平均的に経血がでる期間(生理期間)は5日間で、3〜7日間におさまるのが正常な生理です。そして、「8日以上続く生理」過長月経と呼び、注意したい生理トラブルの一つです。

「過長月経」の原因

生理期間の長い「過長月経」が起こる原因は主に3つです。

1. 女性ホルモンのバランスが乱れている
2. 子宮などに器質的な疾患がある
3. 排卵が起こっていない「無排卵周期症」

過長月経の原因は1つ目の女性ホルモンのバランスが乱れていることです。日常のストレスや疲れからホルモンバランスが乱れることはよくありますし、また、思春期などホルモンバランスが不安定な時期は、過長月経の症状がみられることは珍しくありません。

しかし、上記の2つ目や3つ目のような問題が原因なこともあるため、病院で診てもらったほうがよいこともあります。病院に行く目安は、後ほど紹介します。

経血量が多い「過多月経」にも注意

また、生理が8日以上続く「過長月経」の場合、経血量が通常より多い「過多月経(かたげっけい)」を伴うことが多いです。

経血量はあまり意識したことがないと思いますが、「正常な生理」の範囲では20ml〜140mlと個人差があり、平均的には50ml程度です(*1)。そして、経血量が140mlよりも多い生理を「過多月経」といいます。

「過多月経」かどうかのチェックポイント

経血の量が「140ml以上」と言われてもピンと来ないかと思いますが、目安としては、以下のような状態であれば「過多月経」だと考えられます。

・1〜2時間ごとにナプキンを交換しないと間に合わない
・日中も夜用ナプキンを使わないと漏れてしまう
・経血に大きな血の塊(レバー状)が混じることが多い

生理が長い「過長月経」が心配なときは、経血の量も多くなっていないか、あわせてチェックするようにしましょう。

(*1)日本生殖医学会「生殖医療の必修知識」P.23 表1 より

過長月経の病院に行く目安

過長月経かもしれないときに病院に行く目安

生理が長いことがたまにある = 様子見で大丈夫

「生理が8日以上続くことがたまにある」程度であれば心配はいりません。おそらくホルモンバランスの乱れが原因だと考えられます。

そのような方は、ストレスや急激なダイエット、学校や職場の環境変化など、ホルモンバランスが乱れる原因になるようなことがないか振り返り、改善できるように心がけましょう。

生理が終わらないときに、婦人科で診てもらうべき目安

病院にいく目安

ただし、生理がダラダラと8日以上も続くような周期が毎回のようにある、または経血量がとても多いときは注意しましょう。子宮などに器質的な疾患がある、または、排卵などに働きかけるホルモン分泌に異常があるかもしれません。

以下のような場合は、一度婦人科で診てもらいましょう。

・生理期間が8日以上の周期が3回以上続く
・ナプキンを1~2時間ごとに交換しないと間に合わないぐらい経血が多い

・経血に大きな血の塊(レバー状)が混じることが多い
・貧血を感じる

生理のトラブルは放っておかないことが大切

生理のトラブルは放っておかないことが大切

この記事で解説したように、女性ホルモンのバランスが乱れることによって、不正出血や過長月経など生理のトラブルは起こりがちです。

特に思春期であれば、ほとんどのケースは女性の成人への発達過程でよく起こることなので大きな心配はありません。また、成人であっても、普段の生活を振り返り、生活習慣や環境を改善を心がけながら、様子をみて大丈夫でしょう。

ただし、繰り返し不正出血や過長月経の症状がみられ、大量の出血や貧血、またひどい腹痛などを伴うような場合は病気の可能性も考えられます

「もしかしたら病気かもしれない」と不安を抱えながら過ごすことはストレスがたまる原因にもなるため、心配なことがあれば婦人科で診てもらうことが大切です

婦人科にいけば、生理のトラブルに対して適切なアドバイスや薬の処方をしてもらえます。不安な症状があれば、放って置かずに婦人科に相談してみてくださいね。

この記事の著者

吉川 雄司

著書「やさしく 正しい 妊活大事典」(プレジデント社)。生殖機能に関する正しい知識の普及、妊活・不妊治療に取り組む方のサポートを目的とした事業を運営する株式会社ヘルスアンドライツの代表取締役。日テレやTBSなどの番組出演、新聞やメディアへの掲載多数。

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