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  • 作成日:2020.06.11
  • 更新日:2020.08.19

おすすめの排卵検査薬10選!分かりやすい比較表付き(日本製・海外製)

この記事では、日本製と海外製をあわせて10種類の排卵検査薬を紹介します。排卵検査薬を選ぶときのポイントとなる「価格」や「感度の違い」も比較表で分かりやすく解説します。はじめはどれを買うべきか迷うかもしれませんが、この記事の比較表を見ればきっと選びやすくなるはずです。ぜひ、排卵検査薬を選ぶときの参考にしてください。

そもそも「排卵検査薬」とは

そもそも「排卵検査薬」とは

尿に含まれるホルモンを検知して排卵日を予測

排卵検査薬(排卵日予測検査薬)は排卵のタイミングを予測できるスティック型の薬品です。自宅用の尿検査キットのようなもので、排卵の直前に放出される「黄体化ホルモン」を検知できます。

黄体化ホルモンは「LH」とも呼ばれ、排卵が起こる直前には「LHサージ」というLHの分泌量が急激に高まるタイミング(下図)があります。このLHの分泌量の変化を検知することで排卵日を予測します。

LHの分泌量の変化を検知することで排卵日を予測します。

排卵検査薬はドラッグストアやECサイトで購入できる

排卵検査薬は「第1類医薬品」で、マツキヨやココカラファインのようなドラッグストア、Amazonや楽天のようなECサイトで購入できます。ただし、検索してみるといろんな種類が出てきて、どれを選べばいいのか迷うかもしれません。そこで、まずはざっくりと選ぶときのポイントを紹介します。

排卵検査薬を選ぶ2つのポイント

排卵検査薬を選ぶ2つのポイント

ポイント① はじめて使うなら日本製がオススメ

はじめて排卵検査薬を使う方は、日本製を使うのがおすすめです。

海外製に比べて日本製の方が使いやすいからです。使いやすい理由は、検査薬の形状がプラスチックの「スティック型」で使用するときに持ちやすいこと、また添付された使い方の説明書も分かりやすく、もし困ったときも検索すれば日本語で説明された商品ページがあること、などです。

一方で、海外製に比べると値段が高いところがネックかもしれません。

海外製は値段は安くお手頃です。ただし、少し使いづらいと感じる方もいます。海外製の排卵検査薬は紙製のスティックなため、使用するときに日本製のプラスティック素材の検査薬と比べると使いにくいことがあります。

使いやすさ重視の方は日本製、価格重視の方は海外製を選ぶのが良いでしょう。

このような特徴を踏まえて、使いやすさ重視の方は日本製価格重視の方は海外製を選んでも良いでしょう。まずは使いやすい日本製で試してみて、使い方に慣れてきたら価格の安い海外輸入品に切り替えるという方もいます。

まずは使いやすい日本製で試してみて、使い方に慣れてきたら価格の安い海外輸入品に切り替えるという方もいます。

ポイント②感度が高いと早めに予測ができる

排卵検査薬を選ぶときのもう1つのポイントは、「陽性反応」がでる感度の違いです。

排卵が起こりそうなサインの「LHサージ」は以下のように変化しています。

LH(黄体化ホルモン)の分泌量は「mIU/ml(ミリ・アイユー・パー・ミリリットル)」という単位で呼ぶのですが、およそ「20 mIU/ml」をこえたあたりから35~44時間後に排卵は起こります。

LH(黄体化ホルモン)の分泌量は「mIU/ml(ミリ・アイユー・パー・ミリリットル)」という単位で呼ぶのですが、およそ「20 mIU/ml」をこえたあたりから35~44時間後に排卵は起こります。

多くの排卵検査薬は「30~40 mIU/ml」ぐらいから検知しますが、排卵検査薬によっては検知しはじめる分泌量が異なります(= 感度が異なります)。

そのため、もし早めに知りたいという方は低めの数値でも反応がでる、つまり感度が高い検査薬を選ぶ方が良いでしょう。

(※)LHの分泌量がもとから高めな方もいます。そのような方は、感度が高すぎると常に陽性反応が出てしまうこともあるため、必ずしも感度が高い方が良いわけではない、ということはご留意ください。

日本製の比較表:排卵検査薬5選

日本製の排卵検査薬の比較表

(※)メーカー希望小売価格(税抜)を記載しています。メーカー希望小売価格が設定されていない場合は通販サイトで販売されている価格を参考にしています。価格は販売店、通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。

日本製の排卵検査薬を選びやすいように、比較表にまとめました。ここでは、主要な5種類の排卵検査薬をピックアップしています。

ポイントの2つ目であげた「陽性反応がでる感度」は表の一番右に記載しています。緑色の「30mIU/ml」の方が感度が高く、赤色の「50mIU/ml」の方が感度は低いです。

以下では、それぞれ順番にご紹介します。

①人気商品「ドゥーテストLH II」

排卵検査薬としてはメジャーな商品で、ドラッグストアなどの店頭でもよく並んでいます。Amazonの「売れ筋ランキング」でも1位を獲得しています。(2020年6月時点)

【製造・販売会社】ロート製薬

【特徴】
・分かりやすい判定ライン
・尿を2秒かけるだけで判定可能
・感度は30 mIU/ml

【価格】(税抜)
12本入り:4,180円 (1本あたり348円)
  7本入り:2,970円 (1本あたり428円)

(注)メーカー希望小売価格(税抜)を記載しています。メーカー希望小売価格が設定されていない場合は通販サイトで販売されている価格を参考にしています。価格は販売店、通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。

公式サイトはこちら

②判定が分かりやすい「ハイテスターH」

ハイテスターの特徴は「判定結果が見やすい」ことです。多くの排卵検査薬は、判定線の色の濃淡で判断する必要がありますが、ハイテスターは判定線の本数がLHの分泌量にあわせて増える仕組みです。初心者にとっては、分かりやすいかもしれません。

【製造・販売会社】武田コンシューマーヘルスケア

【特徴】
・判定ラインの本数が増える仕組みで分かりやすい
・スティックに検査した日時が記入できる
・感度は30 mIU/ml

【価格】(税抜)
10本入り:4,380円 (1本あたり438円)
  5本入り:2,570円 (1本あたり516円)

(注)メーカー希望小売価格(税抜)を記載しています。メーカー希望小売価格が設定されていない場合は通販サイトで販売されている価格を参考にしています。価格は販売店、通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。

公式サイトはこちら

③お手頃価格な「チェックワンLH・II」

チェックワンはお手頃価格なのが特徴です。感度は「40 mIU/ml」なので、ドゥーテストやハイテスターよりは判定が慎重です。

なかには、普段からLHの分泌量が少し多めの方もいて、そのような方が感度が高い検査薬を使うと、排卵前でもないのに陽性反応が出てしまうことがあります。そのような方とっては、感度が慎重な方が良いこともあります

【製造・販売会社】アラクス

【特徴】
・1本あたりの価格がお手頃
・感度は40 mIU/ml

【価格】(税抜)
10本入り:3,500円 (1本あたり350円)
  5本入り:2,200円 (1本あたり440円)

(注)メーカー希望小売価格(税抜)を記載しています。メーカー希望小売価格が設定されていない場合は通販サイトで販売されている価格を参考にしています。価格は販売店、通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。

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④世界シェアNo.1ブランド「クリアブルー」

クリアブルーは世界的に使用されているブランドです。感度は「40 mIU/ml」なので、ドゥーテストやハイテスターよりは判定が慎重です。

(※)本記事の作成時点(2020年6月時点)ではAmazonでの取り扱いがなかったため、画像などはご用意できていません。

【製造・販売会社】オムロン

【特徴】
・世界シェアNo.1の信頼できるブランド
・感度は40 mIU/ml

【価格】(税抜)
12本入り:4,800円 (1本あたり400円)
  7本入り:3,500円 (1本あたり500円)

(注)メーカー希望小売価格(税抜)を記載しています。メーカー希望小売価格が設定されていない場合は通販サイトで販売されている価格を参考にしています。価格は販売店、通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。

公式サイトはこちら

⑤感度が慎重な「ウー・マン チェック LH」

ウーマンチェックは価格がお手頃なことに加え、感度は慎重な「50 mIU/ml」であることが特徴です。

【製造・販売会社】不二ラテックス

【特徴】
・感度は50 mIU/mlと他の検査薬に比べて慎重
・お手頃価格

【価格】(税抜)
12本入り:3,250円 (1本あたり271円)
  7本入り:2,750円 (1本あたり393円)

(注)メーカー希望小売価格(税抜)を記載しています。メーカー希望小売価格が設定されていない場合は通販サイトで販売されている価格を参考にしています。価格は販売店、通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。

公式サイトはこちら

海外製の排卵検査薬5選

海外製の排卵検査薬5選

日本製で使い方が慣れてきたら、海外からの輸入品に切り替えても良いかもしれません。以下では、比較表とあわせて海外製の特徴を説明します。

日本製で使い方が慣れてきたら、海外からの輸入品に切り替えても良いかもしれません。以下では、比較表とあわせて海外製の特徴を説明します。

(※)各通販サイトで販売されている価格を参考にしています。価格は販売店、通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。

海外製は安い

日本製は1本あたりの価格が300~500円前後ですが、海外製は1本あたり50~100円前後で購入できます。ただし、これは50本のまとめ買いの場合の価格ですのでご注意ください。海外製は、日本製と違ってセット売りの本数が多いことも特徴です。

(※)10本程度の本数で販売している通販サイトもあります。

海外は感度が高め

日本製の感度は30mIU/ml以上ですが、海外製は感度が高いもので20mIU/ml、その他の検査薬も25mIU/mlのものが多いです。

輸入品の通販サイトで購入できる

海外製は駅前のドラッグストアでは販売していません。Amazonや楽天でも日本国内では購入できものが多いため、専門の輸入品通販サイトで購入する必要があります。

記載されている価格に加えて配送料がかかることもあるので、価格を比較するときは配送料も考慮しましょう。

日本の通販サイトで販売している輸入品は数種類ありますが、この記事では多くの方が利用している5つを紹介します。

⑥ドクターズチョイス ワンステップ排卵検査薬クリア

アメリカで製造され、日本の通販サイト「ドクターズチョイス」で販売されています。

【製造国】アメリカ

【特徴】
・感度が20 mIU/mlと他の検査薬と比べて高いです

【価格】(税抜)
50本入り:4300円 (1本あたり86円)

(注)各通販サイトで販売されている価格を参考にしています。価格は通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。

⑦ラッキーテスト(Lucky test)

いくつかの海外輸入品の通販サイトで販売されています。

【製造国】アメリカ

【特徴】
・感度は25 mIU/ml
・米医薬品局認可済(FDA認証)

【価格】(税抜)
50本入り:4,000円 (1本あたり80円)

(注)各通販サイトで販売されている価格を参考にしています。価格は通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。

⑧エーチェック(A-check)

いくつかの海外輸入品の通販サイトで販売されています。

【製造国】アメリカ

【特徴】
・感度は25 mIU/ml
・米医薬品局認可済(FDA認証)

【価格】(税抜)
50本入り:3,850円 (1本あたり77円)

(注)各通販サイトで販売されている価格を参考にしています。価格は通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。

⑨DAVID

いくつかの海外輸入品の通販サイトで販売されています。

【製造国】カナダ
(中国向けに流通したものが輸入されていることが多く、パッケージは中国語表記の可能性あり)

【特徴】
・お手頃価格
・感度は25 mIU/ml
・米医薬品局認可済(FDA認証)

【価格】(税抜)
50本入り:2,950円 (1本あたり59円)

(注)各通販サイトで販売されている価格を参考にしています。価格は通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。

⑩Wondfo

いくつかの海外輸入品の通販サイトで販売されています。

【製造国】中国
(アメリカ医療メーカーが中国の工場で製造しています)

【特徴】
・お手頃価格
・感度は25 mIU/ml
・米医薬品局認可済(FDA認証)

【価格】(税抜)
50本入り:2,950円 (1本あたり59円)

(注)各通販サイトで販売されている価格を参考にしています。価格は通販サイトによって異なるため、ご購入時にはご確認をいただくようお願いいたします。

以上、この記事では排卵検査薬を選ぶときのポイントや比較表をご紹介しました。もし、まだ排卵検査薬を使ったことがないのであれば、日本製でまずは試してみることをおすすめします。

排卵検査薬の使い方は「【排卵日予測】排卵検査薬はいつから使うの?使い方のポイントまとめ」で解説しているので、是非あわせてご覧ください。

この記事の監修医師

産婦人科専門医 月花 瑶子

産婦人科専門医月花 瑶子

資格
医学博士
産婦人科専門医
経歴

2013年

北里大学医学部医学科卒業

2013年

日本赤十字医療センター

2015年

母子保健センター愛育病院
帝京溝の口病院 産婦人科

2016年

国立成育医療研究センター 不妊診療科

2018年

杉山産婦人科

所属
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本受精着床学会
日本女性医学学会

著:吉川雄司

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