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月経カップはムレない、漏れない、臭わない!?月経カップの使い方やメリット

  • 作成日:2020.01.15
  • 更新日:2020.05.18

ナプキン、タンポンに次いで「第3の生理用品」として知られる「月経カップ」。気になるものの、「使い方やメリットについて詳しく知らない……」という方は多いのではないでしょうか。この記事では、月経カップの使い方やナプキンやタンポンとの違いを説明します。

月経カップとは

月経カップとは

月経カップ(生理カップ、経血カップ)とは、腟の中に装着して経血を受け止めるシリコン製のカップです。

生理用品と言えばナプキン、そしてタンポンが思い浮かびますが、第3の生理用品として最近注目を浴びています。日本ではまだ馴染みの薄い月経カップですが、実は欧米では数十年前から生理用品の選択肢の一つとして使用されてきました。

月経カップは、生理中に抱える不快感や悩み(ムレる、漏れる、臭う)を解消するツールでもあるため、使い方に慣れてしまえば「もう手放せない」という女性も多いようです。

とはいえ、実際にどのように使うのかイメージがわかない人も多いのではないでしょうか。以下で、月経カップの使い方を紹介します。

月経カップの使い方

月経カップの使い方

購入後、まずは消毒

腟に入れるものなので、清潔であることは大切です。購入後は消毒してから使い始めましょう

消毒方法は購入する月経カップの説明書に記載があると思いますので、そちらに従ってください。主に、熱湯で煮沸消毒したり、耐熱容器に月経カップと水を一緒に入れてレンジで熱したりする方法が記載されています。

ちなみに、月経カップはオンラインショップでも購入することができます

<人気商品>

・ドイツ製月経カップ メルーナ (ブランド:メルーナ)

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・エヴァカップ (ブランド:INTEGRO)

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・スーパージェニー(ブランド: INTEGRO)

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月経カップの装着方法

1)まずは、手を清潔に

消毒した月経カップを装着する前に、手は洗って清潔にしてください。外出時のトイレなどで装着する場合は、トイレにも流せるデリケートゾーン用のウエットティッシュで指を拭いても良いでしょう。

月経カップを折りたたむ

2)月経カップを折りたたむ

月経カップを腟に入れやすいように折りたたみます。カップの縁の部分を小さくすぼめるイメージです。折りたたみ方は複数の方法があります。購入した月経カップの説明書やWeb上の商品説明ページなどに説明されていますのでご覧ください。

<カップを折りたたみ方の種類>
・Cフォールド
・パンチダウンフォールド
・折り紙フォールド
・ラビアフォールド
・Sフォールド(Lサイズ/XLサイズ方向け)

腟の中に装着する

3)腟の中に装着する

装着しやすいような姿勢をとることが大切です。トイレに座るスクワットをするような中腰になる片足を便座にあげる、などの体勢だと腟に入れやすくなります。このとき、リラックスして力を抜くことも大切です。力んでいると腟が締まり、装着しづらいです。

そして、折りたたんだカップを利き手で持ち、もう片方の手で腟の入り口を優しく開いてください。そして、尾てい骨の方向(おしりの穴の上)に向けてカップを押すイメージで、ゆっくりカップを入れましょう。このとき、途中でカップが開かないように気をつけてください

腟の入り口付近では圧迫感を感じますが、奥の方へ4cm程度入れると圧迫感がなくなるポイントがあります。そこまでカップが入ったら、カップを押さえている指を離して、カップを開きます。

カップが開ききらないときは、カップを少し押したり引いたりして動かしてみましょう。また、力を抜きながら少しだけカップを回転させてみても良いでしょう。カップが開ききった感じがしたら、カップの側面を指でなぞってみましょう。カップが開ききっていれば装着完了です。

なお、腟の中が乾いていると月経カップは装着しにくいです。装着時は、月経カップを少しだけ水で濡らしたり、水溶性の潤滑ゼリーを塗るなどすると良いでしょう。

月経カップの取り出し方とタイミング

4)月経カップの取り出し方とタイミング

カップを取り出す際も、手を清潔にしてください。そして、カップを装着したときと同じような姿勢を取ります。

指を腟に入れ、カップの下に付いているステム(棒)やリングを見つけましょう。指が触れたら、カップの底まで指を沿わせ、そしてカップの底をつまみましょう。すると、腟の壁に密着しているカップの縁が少し離れ、取り出しやすくなります。このとき、ステムやリングを引っ張るとちぎれてしまうことがあるため、必ずカップの底をつまむようにしてください

カップはゆっくりと優しく取り出すようにしましょう。勢いよく取り出すと、腟の壁面を傷つけてしまったり、カップに入った経血が溢れてしまいます。

なお、月経カップを取り出すタイミングの目安は装着から4〜8時間程度です。しかし、経血量は個人差がありますから、月経カップの容量に合わせて取り出すようにしましょう。

月経カップの容量は、15ml〜40ml程度までいくつかサイズが分かれています。自分の経血量が何mlかは測ったことがと思いますが、目安としては普通の日用のナプキンで「一面に血がついている」程度がおよそ5mlです。月経カップを使い始めの頃は、少し早いと思うぐらいのタイミングで取り出し、自分の経血量が日によってどのように変化するのかパターンを把握すると良いでしょう。

取り出したカップの洗浄

5)取り出したカップの洗浄

カップを取り出したら、溜まった経血をトイレに流しましょう。そして、取り出したカップは洗浄してください。自宅であれば、低刺激性のソープなどで洗うと良いでしょう。月経カップの使用者は、入浴する際にお風呂場で洗う方が多いようです。外出時であれば、経血をトイレに流したあと、デリケートゾーン用のウエットティッシュで拭くと良いでしょう。

外出中に取り出したカップを、再度装着することに抵抗がある方もいるかもしれません。そのような方は、外出時の持ち歩く用のカップを用意する「二個持ち」のスタイルという方法もあります。

生理が終わったあとの保管方法

6)生理が終わったあとの保管方法

月経カップに経血が溜まらなくなれば、生理が終わった合図です。

生理期間が終わったら、月経カップを洗って清潔にして乾かしましょう。雑菌が繁殖しないように、しっかりと水気をとり、通気性の良い入れ物に入れて保管するようにしてください。

次の生理でカップを使う際は、また最初は熱湯やレンジを使って消毒してから使用しましょう。

ここまで、月経カップの使い方を説明しました。使い慣れるまでに少し時間はかかりますが、慣れてしまえば生理期間を快適に過ごせるようになる方が多いです。

では、次は月経カップのメリットを紹介します。

月経カップのメリット

月経カップのメリット

メリット①ナプキン使用時の悩みがなくなる

ナプキンに比べると、月経カップには以下のようなメリットがあります。

・ムレない
・かぶれない
・臭わない
・漏れる心配が(ほとんど)ない

まず、ナプキンを使用していると気になる「ムレ」「かぶれ」がありません。また、カップは膣に密着した状態で経血を受け止めているので、生理独特の「臭い」の心配もありません。また、ずっと座りっぱなしや、たくさん歩いたりするとき、また経血量が多い日は漏れないかどうか不安が付きまといますが、月経カップを正しく使用すればその心配もありません。

再利用が可能なので経済的

メリット②再利用が可能なので経済的

使い捨ての紙ナプキンとは違い、月経カップは繰り返し使用でき、正しく使用すれば最長10年間使えるものもあります。月経カップは4000円前後ですから、月あたり数百円のナプキン代と比べれば経済的です。

メリット③ポーチを持たなくてもいいので、荷物が減る

また、月経カップを使用する女性からは「トレイに立つときにポーチを持っていく必要がないのが楽で良い」という声もあります。外出時でも月経カップを取り替えるときはウェットティッシュさえあれば問題ないですから、ポーチを持ち歩かなくて良いのでカバンの中のスペースが空くこともポイントのようです。

メリット④TSS(トキシックショック症候群)のリスクが低いと考えられる

また、月経カップは腟内で繁殖したバクテリアが毒素を産生することによって起こるTSS(トキシックショック症候群)のリスクが低いと考えられています。

極めて稀ではありますがタンポンの使用は「TSS(トキシックショック症候群)」を引き起こすことがあります(*1)。はっきりとした原因は分かっていませんが、タンポンの吸収性素材が関係しているのでないかということです。これに対して、研究によって保証された訳ではありませんが、医療用シリコンを使っている月経カップはTSSのリスクがタンポンに比べると低いと考えられています。

ただし、そもそもトキシックショック症候群の発症率は極めて稀で、イギリスのデータでは人口約5800万人のうち、毎年報告されている発症件数は約40件程度(145万人に1人程度)ですから、タンポンも月経カップも正しく使用していれば過度に心配する必要はありません。

(*1)一般社団法人 日本衛生材料工業連合会 TSS(トキシックショック症候群)について

以上、この記事では月経カップの使い方やメリットを解説しました。生理中はナプキンの不快感などで悩むこともありますが、月経カップを使えば悩みが解消されるかもしれません。一度、試してみてはいかがでしょうか。

この記事の監修医師

産婦人科専門医 月花 瑶子

産婦人科専門医月花 瑶子

資格
医学博士
産婦人科専門医
経歴

2013年

北里大学医学部医学科卒業

2013年

日本赤十字医療センター

2015年

母子保健センター愛育病院
帝京溝の口病院 産婦人科

2016年

国立成育医療研究センター 不妊診療科

2018年

杉山産婦人科

所属
日本産科婦人科学会
日本生殖医学会
日本受精着床学会
日本女性医学学会

この記事の著者

吉川 雄司

著書「やさしく 正しい 妊活大事典」(プレジデント社)。生殖機能に関する正しい知識の普及、妊活・不妊治療に取り組む方のサポートを目的とした事業を運営する株式会社ヘルスアンドライツの代表取締役。日テレやTBSなどの番組出演、新聞やメディアへの掲載多数。

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