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生理に血の塊が混じっているのは大丈夫?チェックすべきポイントについて

  • 作成日:2019.12.02
  • 更新日:2020.06.30

生理用ナプキンにドロッとした血の塊がついていると「これって大丈夫かな?」と不安になりますよね。生理中に出る血(経血)に混じる血の塊は、心配のいらない場合もあれば、婦人科系の病気にかかっている場合もあります。この記事では、経血に血の塊が混じる原因や、隠れているかもしれない病気について解説します。

この記事の監修のドクター

産婦人科専門医 月花瑶子

産婦人科専門医 月花瑶子

北里大学医学部卒業。日本赤十字社医療センター、愛育病院での勤務を経て、現在は都内の不妊専門クリニックに勤務。産婦人科専門医の資格を持つ。臨床医として働きながら、生殖に関わるヘルスケアの知識を社会に広める啓蒙活動も行う。監修書籍「やさしく 正しい 妊活大事典」(プレジデント社)

生理に血の塊が混じる原因

生理の血(経血)に血の塊が混じる原因とは

血の塊の正体は子宮内膜

血の塊の正体は「剥がれた子宮内膜」です。ただ、たまに出てくる程度でしたら、心配しないでください。生理に血の塊が混じっていることは、決して珍しいことではありません。

そもそも生理とは、いらなくなった子宮内膜の一部を排泄する現象です。女性の体は毎月、妊娠に備えて子宮内膜が少しずつ厚く成長します。排卵日を過ぎても妊娠しなかった場合は、厚くなった子宮内膜の一部が剥がれ落ち、血液となって排泄されるのです。

血の塊が混じる原因 = 経血量が多い

血の塊が混じる原因 = 経血量が多い

本来なら、子宮内膜は酵素の働きによってサラサラな血液として排泄されるのですが、経血の量が多いと酵素が子宮内膜を分解しきれず、溜まった血液が固まった塊の状態で排泄されることがあります。つまり、血の塊が出てくるときは、経血量が通常よりも多い可能性が考えられます。

血の塊の状態はさまざま

血の塊の状態はレバー状のものやゼリー状のもの、白いものが混じっていることもあります。大きさも米粒サイズのものから数センチ大のものもあります。状態はさまざまですが、たまに出てくる程度であれば心配いりません。

血の塊が出たときにチェックすべきポイント

血の塊が出たときにチェックすべきポイント

チェックすべきは経血の量と頻度

血の塊がでたとき、大きさや色など気になることは多いと思いますが、それよりも経血量と血の塊が出てくる頻度をチェックしましょう。

以下の項目に当てはまる方は、経血の量が標準よりも多い「過多月経(かたげっけい)」と呼ばれる症状かもしれません。過多月経には婦人科系の病気が隠れている可能性があるため、注意が必要です。

・生理中の経血量が140mlよりも多い
・ナプキンを替えるたびに血の塊が出ている

経血量の140mlってどれぐらい?

経血量の140mlってどれぐらい?

140mlと言われてもピンと来ないかもしれませんが、目安としては「多い日用や夜用のナプキンでも、1~2時間おきに替えなければいけない」ならば過多月経の可能性が高いといえます。

また、自分の経血量がどれぐらいなのか知る方法としては「月経カップ」を使ってみるのもひとつの手です。

自分の経血量がどれぐらいなのか知る方法としては「月経カップ」を使ってみるのもひとつの手です

月経カップとは、シリコン状の小さなカップで、腟の中に入れる生理用品です。ナプキンだとシートに吸収されてわからない経血量が、月経カップを使えば分かります。詳しくは「月経カップはムレない、漏れない、臭わない!?月経カップの使い方やメリット」で解説しているので、興味のある方はご覧ください。

「過多月経」かもしれないと思ったら婦人科に相談を

「過多月経」かもしれないと思ったら婦人科に相談を

心当たりがあれば婦人科へ

先ほど紹介したチェックポイントに当てはまる場合、一度婦人科に相談しましょう。

過多月経は、血の塊が出たり、経血量が多くて生理中に困るだけでなく、貧血を引き起こすこともあります。また、子宮などの病気が原因で過多月経になっている可能性もあるので検査したほうが良いでしょう。

婦人科での検査と治療

婦人科では、血液検査によって貧血をチェックしたり、超音波検査(エコー)で子宮に病気がないかを診察したりします。

その後の治療内容は診察結果により様々ですが、子宮筋腫子宮腺筋症子宮内ポリープが見つかった場合はより詳しい検査ののちに手術を行うこともあります。手術まで至らなくても、ホルモン剤の服用によって改善を図ることもあります。

以上、生理に混じる血の塊について解説しました。経血に血の塊が混じっているのを見ると心配になりますが、基本的には大きな心配はいりません。この記事を読んで「自分は過多月経かもしれない」と思った方は、早めに婦人科に相談してください。

この記事の著者

吉川 雄司

著書「やさしく 正しい 妊活大事典」(プレジデント社)。生殖機能に関する正しい知識の普及、妊活・不妊治療に取り組む方のサポートを目的とした事業を運営する株式会社ヘルスアンドライツの代表取締役。日テレやTBSなどの番組出演、新聞やメディアへの掲載多数。

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